Skip to content
Home » 最近の記事 » エプスタイン文書は史上最大の支配階級スキャンダルである。

エプスタイン文書は史上最大の支配階級スキャンダルである。

今まさに、史上最大の政治スキャンダルが私たちの目の前で展開していると言っても決して過言ではない。エプスタイン事件の暴露の規模は、単に驚愕するというだけではなく、階級闘争の歴史において前例のないものである。これほどまでに世界の支配階級の最も汚く暗い内部の実態が公の場にさらされたことは、これまで一度もなかった。これほど広範囲にわたって、世界の金融・政治エリート及びその支配機構を巻き込んだスキャンダルもまた存在しなかった。

もちろん、世界がいま初めてジェフリー・エプスタインという人物を知ったわけではない。2019年に彼が「自殺した」とされる時点のはるか以前から、彼は世界で最も有名で、しかも人脈の広い連続小児性愛者であり児童人身売買の仲介者として知られていた。今回の文書によって明らかになった残虐な犯罪の内容そのものが、本当の驚きというわけではない。

真に衝撃的なのは、彼の人脈の広さ、そしてそれを隠蔽しようとしてきた規模の大きさである。明らかになってきたのは、「エプスタイン階級」と呼ばれる人々が、大企業の役員のあらゆる場所に存在し、あらゆる権力の中枢を何の責任も問われることなく歩き回っているという現実だ。つまりそれは、あらゆる支配体制全体にまたがって存在しているのである。

しかも、今回の部分的な文書公開は、隠されてきた秘密をすべて明るみに出すどころか、史上最大の隠蔽が今もなお続いていることをむしろ裏付ける結果となった。『フィナンシャル・タイムズ』のあるコラムニストは、「エプスタイン文書はアメリカに終結ではなく、むしろその逆をもたらしている」と書いている。実際、文書の少なくとも半分、つまり約300万件近い記録はいまだ公開されていない。これは、下からの圧力によって議会と大統領に成立を強いられたエプスタイン文書透明化法(EFTA)にも明らかに違反している。

司法省は多くの被害者の名前を公表するという重大な問題を起こした一方で、多くの加害者の名前は慎重に黒塗りされている。ギレーヌ・マクスウェルを除けば、アメリカ国内では誰一人として真剣な捜査や起訴の対象になっていない。ましてや裁判で責任を問われた人物もいない。そして、かつてアンドリュー王子と呼ばれていた人物が世界中の前で非難の的になっている一方で、マクスウェルはドナルド・トランプの配慮のもと、まるでカントリークラブのような最低警備の施設に収容されている。

こうした暴露が起こる以前から、すでに支配階級のあらゆる制度の正当性は、歴史的に見て低水準に落ち込んでいた。同時に、反エリート、反億万長者、反体制の感情はかつてないほど高まっていた。こうした状況の中で、このスキャンダルの影響が大衆の意識の中に完全に浸透すれば、その結果は極めて革命的な意味を持つ可能性がある。

今週発表されたロイター/イプソスの世論調査は、その状況をよく示している。アメリカ人の77%が「エプスタイン文書によって政治家や企業指導者に対する信頼が低下した」と答えた。共和党支持者の68%も同様の見方を示している。また、アメリカ人の76%(共和党支持者の65%)が「連邦政府はエプスタインの顧客とされる人物に関する情報を隠している可能性が高い」と考えている。さらに回答者の86%(共和党支持者でも85%)が、「この文書はアメリカでは権力者が自分の行為について責任を問われることがほとんどないことを示している」と答えている。

この混乱したドラマが今後どのように展開していくのかを予測することは困難を極める。スキャンダルは沈静化するどころか、むしろ拡大し、最終的には大規模な社会的動乱を引き起こす可能性も捨てきれない。いずれにしても、この事件はすでに世論や階級闘争に対して極めて大きな影響を与えている。支配階級の本当の姿はすでに明らかになった。もはや、これまでと同じ状況には戻らないだろう。

The ‘Epstein class’ and the crisis of Trumpism | AGAINST THE STREAM

事件の影響が遅れて出た理由

エプスタイン事件に関する暴露の影響が完全に理解され、それが大衆の意識に与える影響が最終的な結論にまで達するには、まだ時間がかかるだろう。

その理由として、まず第一に、これまで公開された資料の量があまりにも膨大であるということである。公開されたのは、無数のメールやテキストメッセージ、銀行明細、領収書だけではない。約18万枚の画像と2000本の動画も含まれている。これら350万件の記録を一つひとつ人力で調べようとすれば、何世代分もの人生が必要になるだろう。もしこれらをすべて印刷して積み上げたなら、その高さはエンパイア・ステート・ビルの高さに達するほどになる。

そのため、主要メディアの多くの記者たちは独自のAI検索ツールを開発し、昼夜を問わず資料の解析に取り組んでいる。文書の内容を整理し、関係する人物やつながりを掘り起こしているのである。その結果、日々新しい事実が少しずつ明らかになっており、このスキャンダルは今後数か月、あるいは数年にわたって世間の関心を引き続ける可能性がある。

ここから導かれる「我々対彼ら」という結論は避けようがない。「彼ら」とは、児童強姦犯を庇い隠す、堕落し、特権意識に浸った億万長者のエリートたちである。/画像:米国司法省

しかし、事態を理解するのが難しい理由は、資料の量の多さだけではない。問題なのは、この事件に関係している機関や人物の数の多さでもある。世界でも最も悪名高い人物の一人と直接関係していた者もいれば、この巨大な共犯ネットワークを隠蔽するために動いていた者もいる。

数えきれないほどの大統領や国家元首、王族、ウォール街のCEO、巨大IT企業の億万長者、メディア関係者、アイビーリーグの学者、そしてあらゆる政治的立場の政治家たち(ただし共産主義者を除いて)が、エプスタインのネットワークに絡んでいた。クリントン夫妻やビル・ゲイツから、イーロン・マスク、リチャード・ブランソンに至るまで、彼の交友関係はまさに支配階級の「人物名鑑」とも言えるものだった。そのため、この人脈は「支配体制のMRI画像」のようだと評する人さえいる。

こうした事実から導かれる「私たちvs彼ら」という構図は避けられない。「私たち」とは、子どもたちの安全を守りながら生活費をやりくりしようと必死に働いている何百万もの普通のアメリカ人である。そして「彼ら」とは、子どもへの性犯罪を隠蔽する堕落した特権的な億万長者エリートである。

その結果、「エプスタイン階級」という言葉が急速に一般の語彙として広まった。それとともに、「支配階級」という言葉も、かつては過激な政治用語とみなされていたものから、このスキャンダルに関わる社会層を説明するごく普通の表現へと変化しつつある。

かつて『ニューヨーク・タイムズ』は、「支配階級」という言葉を皮肉めいた引用符付きでしか使わなかった。しかし今では、皮肉抜きでその言葉を使わざるを得なくなっている。

それは、他に表現する言葉がないからである。彼らこそが社会の頂点にいる人々だ。彼らの上に立つ者は誰もいない。彼ら以上に富と決定権を持つ者はいない。それは豪華なペントハウスや大邸宅、プライベート島、プライベートジェットやヨットといった贅沢な生活だけの問題ではない。問題は、彼らの「体制」そのものなのだ。

Epstein: The Personification of Capital | THE CLASS LINE – Episode 03

エリート層の堕落について最も冷笑的な陰謀論者が抱いていた疑念は、結果としてかなり的を射ていたことが分かった。しかも、これまで明らかになっているのは氷山の一角に過ぎない。この事件が富裕層や権力者のイメージに与える打撃は、もはや元に戻ることはないだろう。

しかし問題はそれだけではない。このスキャンダルは、司法制度や連邦政府そのものの正当性にも深刻な打撃を与えている。その影響は少なくとも四代の大統領政権にまでさかのぼる。政府の腐敗について最悪の事態を疑っていた人々は少なくなかったが、それでもこの事実は何百万人もの人々にとって非常に苦い現実となっている。

もちろん、マルクス主義者にとっては、国家機構全体が世界でも最も裕福な人々によるおぞましい犯罪の隠蔽に関わっていたとしても、何ら驚くことではない。むしろ注目すべきなのは、これらの出来事がマルクス主義の国家論について、私たちが特に説明しなくても事実そのものがそれを証明している点である。出来事そのものが、レーニンの『国家と革命』の精神に沿って、労働者階級に対して私たち以上に効果的な教育を行っているのだ。

この事件から読み取るべきことは非常に多い。そして新たな暴露が毎時間のように現れるため、その全体的な意味を理解するのは簡単ではない。それはまるで核爆発のようなものだ。遠くで巨大な爆発が起きると、まずまばゆい閃光と巨大なキノコ雲が見える。そして少し遅れて衝撃波が到達し、周囲のすべてを破壊する。この場合、破壊されつつあるのは、支配階級の政治的権威と、その制度の正当性なのである。

トランプ主義への影響

マルクス主義哲学を学んだ者にとって、このスキャンダルの展開が非常に弁証法的な様相を帯びていることは見逃せない。

選挙運動の最中、トランプは大胆にもエプスタイン関連文書を公開すると約束していた。しかしその約束を破ったとき、彼は一時的に議会多数派の統制を失いかけた。MAGA運動の草の根支持者からの圧力を受け、拒否すれば政治的自殺になると考えた議員たちは、文書公開を強制するための手続きを支持した。

反乱が起きつつあり、採決で敗北する可能性を悟ったトランプは、直前になって方針を変更した。突然、彼は議員たちに文書公開に賛成するよう呼びかけ始めた。本来なら大統領令で自ら公開することもできたにもかかわらずである。エプスタイン文書の公開は、彼の支持基盤の一部にとって重要なスローガンとなっていた。しかし彼のやり方は、結果として政権そのものが隠蔽に関与しているように見える形になった。

この一連の出来事は、「透明性」を掲げた彼の姿勢が政治的利益をもたらすどころか、MAGAの階級横断的な選挙連合にとってさらなる打撃となった。そして問題は彼の「TACO発言の転換」だけではない。これは、彼の政治的キャリアの核心にある「ポピュリズム戦略」そのものを崩壊させかねない。

トランプは長年、自らを反エリート・反体制の人物として描いてきた。しかし彼自身はマンハッタンの不動産億万長者であり、長年にわたってエプスタインや若い女性たちの集団とパーティーをしていた人物でもある。「アウトサイダー」であるというイメージこそがトランプの象徴であった。しかし実際には、彼は最初から体制の内側の人間だったのである。

かつての支持者の中には、今になって皇帝の衣装の正体が見えてきた人もいる。先月、ミシガン州の自動車工場で演説していたトランプは、ある労働組合員から「お前は小児性愛者の守護者だ!」と野次を飛ばされた。激怒したトランプは、口の動きで「くたばれ」と繰り返し、相手に中指を立てた。この映像は瞬く間に拡散され、彼の支持者に対する本音を象徴するものとなった。

2019年にエプスタインが最後に逮捕される直前に、バノンは友人の世間のイメージを回復させることに尽力していた。/画像:下院民主党監視委員会

さらに、MAGAのポピュリスト派を代表する「最も権威ある」スポークスマンの一人であり、影響力ではトランプに次ぐ存在とも言われていたスティーブン・バノンの失脚もある。長年「反エリート」を掲げるポピュリズムの闘士として振る舞ってきた彼だが、実際には自分がしばしば攻撃していた億万長者たちの豪奢な社交圏に、まさにぴったりと収まる人物だったことが明らかになった。公開された資料によれば、彼とエプスタインは非常に親しい友人関係にあり、さらに二人が「メディア訓練」と呼んでいた約15時間分の「ドキュメンタリー映像」も見つかっている。

これまでに公開されたのはそのうち2時間分だけであり、なぜ残りが公開されていないのかは説明されていない。しかし、その映像はエプスタインという人物の歪んだ精神を理解するうえで非常に興味深い内容となっている。バノンは媚びるような質問を繰り返し、執拗に話を引き出そうとしているが、エプスタインから人間味のある発言や自己反省的な言葉を引き出すことには結局失敗している。ただし彼は別の意味で重要なものを引き出している。すなわち、2008年のウォール街救済のような決定がどのように行われるのか、その内幕を垣間見せているのである。これは社会全体の人々の生活に直接影響する重大な決定だ。驚くべきことに、エプスタインは児童買春の罪で服役していたパームビーチの刑務所の独房から、国内最大級の銀行のトップや財務省に助言を与えていたのである。これはブルジョア民主主義の実態を示す、きわめて象徴的な例と言えるだろう。

2019年にエプスタインが最後に逮捕される直前、バノンは友人である彼の社会的イメージを回復させる計画に本気で取り組んでいた。しかし、それが容易ではないことも理解していた。彼はエプスタインに宛てた書簡の中でこう書いている。「『世界で最も権力と富を持つ男たちのために少女を売買するレイプ犯』というイメージに対抗しなければならない。そして、これは簡単に取り戻せるものではない。」そして実際、その言葉は正しかった。この問題は、いかなる形でも取り繕えるようなものではないのである。

ブルジョア支配体制が全ての信頼を失ったとき、何が起こるのか?

エプスタインとの密接な関係によって傷ついたのは、トランプ個人の評判だけではない。彼の政権全体の信頼性も同様に損なわれている。FBIを含むアメリカ司法省が、このスキャンダルの共犯者であることは明らかだ。

公開された文書の多くは大幅に黒塗りされており、ページによっては文字や余白よりも黒い塗りつぶしの部分の方が多いほどである。さらに議会の司法委員会の公聴会では、FBIが加害者や共犯者の名前を黒塗りして隠していた一方で、被害者の名前は隠していなかったことが明らかになった。

トランプ政権のFBI長官であるカッシュ・パテルは、かつてエプスタイン文書の公開を強く主張していた人物の一人だった。しかし、いざそれを実行する段階になると態度を一変させ、議会で「共犯者の証拠は存在しない」「エプスタインは誰にも人身売買をしていない」と証言した。

トランプ政権の商務長官ハワード・ラトニックもまた、当初はエプスタインとの関係を否定していた。エプスタインが所有していたマンハッタンの2億5000万ドルのペントハウスは、長年にわたって彼の自宅の隣にあった。ラトニックは、エプスタインが連続的な児童性犯罪者だと気づいた2005年に関係を断ったと主張していた。しかし最近の暴露によれば、それは事実ではなかった。ラトニックは宣誓証言のもとで説明を修正せざるを得なくなり、エプスタインが性犯罪で起訴された後もカリブ海の悪名高い私有島を訪れていたことを認めた。さらに、両者がさまざまなビジネス取引で提携していたことを示す文書も見つかっている。

しかし、それ以上に衝撃的だったのはトランプ政権の司法長官パム・ボンディの振る舞いである。テレビ中継された司法委員会の公聴会で、彼女は質問を露骨にかわし続けたことで歴史に名を残すことになるだろう。議員から「なぜエプスタインの共犯者が捜査されていないのか」と問われた際、彼女は次のような支離滅裂な演説を始めた。

────────────────────────

「この4年間、誰一人としてメリック・ガーランドにジェフリー・エプスタインについて質問しなかった。皮肉な話でしょう? なぜだと思いますか? ドナルド・トランプのおかげで、ダウ平均株価は今や5万ドルを超えています。なぜ笑っているのかわかりませんが……ダウは5万ドルを超え、S&P500はほぼ7000、ナスダックも記録的な上昇です。アメリカ人の401kや退職年金は急増しています。私たちが話すべきなのはこうしたことです。アメリカ人を安全にすることこそ議論すべきです。ダウ平均が今回の事件となんの関係があるのかって? 今そう聞かれましたよね? 本気ですか? … ダウ平均が初めて5万を突破したんです。これは驚くべきことです。4年では無理だと言われていたのに、トランプ大統領は1年で達成しました。全国の家賃中央値はトランプのおかげで4年ぶりの低水準になりました。だから彼らはエプスタインの話ばかりし、史上最も透明性の高い大統領を攻撃したがるのです。殺人率もトランプのおかげで125年ぶりの低水準に下がりました。さらに9か月連続で南部国境の不法越境はゼロでした。私たちが焦点を当てるべきなのはこれです。この大統領がアメリカを安全にするために行ってきた素晴らしい仕事です。」

────────────────────────

しかし、ボンディが答えるべきだった質問は、実際には次のようなものだった。「あなたは共犯者を何人起訴しましたか? 何人の加害者を捜査していますか?」である

ボンディ氏の証言における振る舞いは、上層部の真の犯罪者たちから世間の目をそらすため、労働者と貧困層を対立させようとする試みだった。/画像:下院司法委員会

上記の彼女の発言は、6時間近く続いた公聴会での彼女の証言全体を象徴するものになる。会場にはエプスタイン事件の生存被害者が十数人立っていたが、ボンディは彼女たちに謝罪することも、存在を認めることさえ拒否した。彼女たちは司法省に証言を申し出ていたが、拒否されるか無視されていたのである。

彼女は一度たりとも質問に正面から答えなかった。その代わりに、話題のすり替えや文化戦争的な政治スローガンを並べ立てただけだった。この光景は、文化戦争的なレトリックの本来の役割を示している。それは労働者や貧困層同士を対立させ、社会の頂点にいる本当の犯罪者から注意をそらすことなのである。

とはいえ、こうした芝居が成功するためには、それなりの巧妙さが必要だ。トランプ式の手法をあまりにも露骨に使ったことで、ボンディはむしろ公聴会を見ていた労働者たちの階級意識を高めてしまった可能性がある。

この光景は、1か月前に別のトランプ政権高官が行った奇妙なインタビューを思い起こさせるものでもあった。国境警備隊の「Commander at Large」だったグレゴリー・ボヴィーノは、全国放送のテレビで平然と嘘を並べ立て、その結果、多くの人々が80年ぶりとなる都市規模のゼネストに参加するきっかけを作ったとも言われている。

トランプが批判に対して用いてきた「否定し、非難し、話題をそらす」という手法は、すでに限界に達しつつある。政府高官の口から出る言葉を、もはや大衆が信じなくなっているという事実は、今後非常に大きな影響をもたらすことになるだろう。

エプスタイン階級は、自らが法で裁かれることはない

昨年の夏以降、ホワイトハウスはエプスタインという不都合な話題が出るたびに、同じメッセージを繰り返してきた。つまり、「もう先に進もう。ここには何も見るものはない。」という姿勢である。しかし実際には、見るべきものは数多くあり、この国がこの問題を忘れて先に進める段階にはまったく達していない。

2月15日、ボンディ司法長官は議会に宛てた書簡の中で、司法省はこれ以上エプスタイン関連文書を公開しないと発表した。これで終わりだ、というのである。しかし実際には、むしろこれからが始まりにすぎない。

短期的には、民主党・共和党の両党の議員たち(とりわけ、民主党議員たち)は、この混乱を政治的に利用しようと必死に動きかけている。この一連の暴露のきっかけとなったEFTA法案を共同提出したのは、ケンタッキー州選出の共和党議員トーマス・マッシーと、カリフォルニア州選出の民主党議員ロー・カーナだった。また、かつてMAGA運動の有力な支持者だったマージョリー・テイラー・グリーンもこの法案を支持していたが、その後トランプから激しく批判され、彼の掲げるMAGA路線と公然と決別し、最終的には議員を辞職するに至った。

しかし実際のところ、両党ともエプスタイン階級に完全に依存しているのが現実である。共和党も民主党も、このような人間たちを長年にわたって守ってきた。少なくともエプスタインの交友関係に頻繁に関係していたビル・クリントンの時代までさかのぼることができる。

この体制の内部では正義は実現しない。なぜならエプスタイン階級は支配階級と切り離すことができない存在だからである。両者は実質的に同一のものだ。この結論が避けがたいものであることに、資本主義体制のより鋭い戦略家たちは深い危機感を抱いている。

『フィナンシャル・タイムズ』のエドワード・ルースは、不安げにこう問いかけている。「体制全体にまたがっている連中を、どうやって追い出すことができるというのか?」

この修辞的な問いに対する答えは明白である。体制そのものを打倒するしかない。

さらに同じ文章の中で彼は厳粛にこう警告している。「新たなレーニンが現れれば、この文書は革命の火種になるかもしれない」と。

しかし彼自身は、自分の言葉がどれほど的を射ているのか、まだ理解していないのである。